社員ゼロ!きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方
一定の規模を保ち大きくしていかない経営について、税理士が書いた本です(2019年)。私は実際「1人会社」をやっています。アパート1棟だけ持っている不動産賃貸業の会社ですが、小規模な会社を1人でやることは全面的にオススメです。「はじめ方」とありますが、既にはじめた後に読みました。笑
右肩下がりの時代は最低限の労働で最低限の報酬をもらい最低限の利益を出す
利益は事業でない他の資産に投資する
ずっと1人経営でいくと決める→変数が少なくなり状況に左右されづらくなる
やらないことを決める
時間は命と同等。体力を削る作業時間を減らし頭を使う
社員ゼロ!きちんと稼げる「1人会社」のはじめ方
「経費がかからない原価率が低い商売、固定費が少なくできれば変動費も少ない事業を選ぶ」「参入障壁が高いものにする(時間をかけて生み出すものを積み重ねることも参入障壁になる)」「自分の事業が社会情勢に左右されるか、右肩下がりを前提に考える」というところを読んで、この考え方だと不動産賃貸業はなかなかよい選択だったのかなと思いました。サラリーマンやっているうち(かつ、あの時代)しか融資してもらえなかっただろうし。
「死ぬ年齢と退職年齢を決める」「人生計画をたててから経営計画をたてる」「引退後と引退前の生活水準を決める」というのは1人会社ならではですよね。本当に自分の人生のための会社。無意識にやってるかもしれないけど、決めることが大事だとわかります。
個人事業主と法人の考え方は新鮮でした。法人税と社会保険の観点はこれまでなかった!読んだのがあまりに昔でこれらのメモを読んでも内容をハッキリとは思い出せないので「会社は1人で経営しなさい」も読んでみようかなと思いました。笑
世界基準の「部下の育て方」 「モチベーション」から「エンゲージメント」へ
社畜としての昇進が近かったのでやる気を出して読んでみた本です。ゼネラルエレクトリックで選抜メンバーを育成した著者による本。内容ぎっしりで、本を手元に置いておかないととても覚えきれないです。部下指導の本はあまり読んだことなかったけどこれは有益!良書として間違いないと思います。マジで日本の管理職全員が読んで実践したら社会が良くなるのでは。
あなたは/あなたの部下は毎朝スキップするほどワクワクして出社していると思いますかという見開きからキャッチーです!私の周りには「俺様上司」と「共感しすぎて部下の言いなりになっている上司」が多かったのですけど、そうならないためにはこう考えたらいいんだということがわかるように書いてあります。よほど気を付けていないと日本の企業ではそこに陥りやすいのでしょうね。
管理職あるある
- 日本は部下育成の基本的な考え方が違う。師弟関係でなく協力関係
- 「自分は完成した人間だと思っている管理職」や「部下よりすべて優れているから管理職になったと誤解している人」が日本は多い!部下より学ぶ必要があること多いのに
- 失敗する管理職の要因=マイクロマネジメント。無駄な細部まで管理する
- 管理職としての意識転換ができていないと、無意識のうちに部下と同じプレーヤーとして競おうとしてしまいあら探しする
- 問題解決したがる上司はWhatとHowの指示が目立つ、部下は受け身になる。そうでなくWhyで課題設定をする
- 共感と目標認知はどちらかがオンだともう一方はオフになる。共感しすぎると言うべきことが言えなくなる
- 現場ではコーチングの名を借りたティーチングや自慢話ベースの勝手なアドバイスが大変多く行われている
同意しかない!笑 あるある~と頷きながら読み進めると、上司としてそこから先の段階に成長していくために何を心掛けるべきかわかっていきます。ゼネラルエレクトリックが失敗に報償を与えるってすごいですね!こっちは減点の文化だからな…
エンゲージメント、コーチング
従業員は会社の所有物ではない。それぞれが持つ知識や熱意を、会社と自己の成長のために投資してもらう取り組みがエンゲージメント。
世界基準の「部下の育て方」 「モチベーション」から「エンゲージメント」へ
これができれば素晴らしい組織になっていけると思います。
「仕事ができない人は能力不足でなく能力を発揮できていないだけ」というのは本当にいつも思っていました。「阻害要因を特定し取り除くことがコーチングの本質」というところまで考えたことなかったけど、自分の指導の悪さに気づかず「アイツはできない」とか言ってる人めちゃくちゃいますよね。「部下に問題があると思ったら、根本原因が上司=自分にないか謙虚に振り返る」って本当に大事。
HOW TO フィードバック
フィードバック のやり方は大変参考になりました。
- ネガティブな方を5倍過大にみてしまうが決定的に重大なもの以外は自覚を促すだけで十分。完璧な人間は作れない
- フィードバックは描写的に、主観ではなく、率直に、棚に上げて、ネガティブで終える。その前にポジティブを3つ
- フォローのつもりで最後にポジティブは言わない(やりがちー!)
- フィードバックは贈り物。傾聴する、会話しない、メモをとる、弁護しない、確認以外の質問をしない、言い訳をせずお礼を言う、受け入れるかは自分で決める
- コーチングをする上司は判断者でなく相手について学びたい学習者
科学的な観点からのアドバイス
- 日本人は幸せホルモンのセロトニンを運ぶ遺伝子にハンディキャップがあり、不安が解消されにくい
- 絆ホルモンのオキシトシンは握手や目を見ながら話すことで増える
「長所を引っ張ってあげているうちに短所もつられて伸びていく」「部下の人生の価値観を把握する」「上司は部下が立場上できない仕事を行う人であるべき」というところも心に刻んでいきたいですね。今の会社をやめても、どんな立場でも、必要なことだと思います。この本は、人に関わる場面があるすべての人にオススメします!
お江戸でござる 現代に活かしたい江戸の知恵
NHKの番組「お江戸でござる」の江戸ばなしで取り上げた風俗の話をまとめた本だそうです。え、江戸に住んでた?その目で見てきた?みたいな詳しさです。すごく面白い!
初めてわかってスッキリしたこと
- なぜ「ようかん」は「羊羹」と書くのか
- 「くだらない」など言葉の語源
- 「眉唾」というのは眉毛の本数を読まれると化かされるから
- 子どものおかっぱ頭は河童対策
初めて知って驚いたこと
- びらびらかんざしの飾りが大きいほど恋人募集の気持ちが強い
- カステラはお湯をかけて食べていた
- ハゲの人は月代(さかやき)を青く塗っていた
いいなと思った文化
- 江戸文化は庶民が生み出した。西欧の道は軍隊が通った後にできたものだが、江戸の道は商人が通っていた道が太くなったもの
- 身分制度が絶対と思いきや、趣味の会「連」は職業 身分 年齢 性別おかまいなし
- 女性はなるべく二度以上結婚しなさいと奨励していた!一方で男はまず再婚は無理(持参金も仲人への謝礼も家財道具も返す)だから大概の夫は妻を大事にする
- 江戸は貯蓄をしなくても生きられる。仕事に困らない
- どうしてもひもじい時はお地蔵さんのお供えを食べてもよい
- 月見はハロウィン的なお菓子もらうイベントだった(商業化しようよ!)
- 富を持つほど町のためにいろいろ考えていかなければならない(本当それ)
- 介護も育児も町ぐるみで負担する。自分の家の中だけで処理しない
- 「お金を湯水のように使う」とは無駄遣いでなく、溜めて腐らせないよう手元に溜めこまず生きたお金として流すということ
引用した以外にもいろいろと知らなかったこと、参考になることがたくさん載っていて大変楽しい本でした。杉浦日向子さんの本がもっと読みたくなります。「早く江戸になればいい」という著者の言葉がありましたが、本当にそう。早く江戸になればいい…!
江戸へようこそ
というわけで、おかわりで読んだ杉浦さんの本です。三千世界の烏を殺し…とか「現代でも聞いたことがあるけど、そういうことだったの!」というのがわかってよかったです。
「不自由のすすめ」に大変共感します。ミニマリストの人もこういう考え方は好きだと思います。
要約しますがとても共感した部分を引用します。
外側の規程があるのは生きるのには楽。今は何をしてもいいから何をしていいのかわからない。自分を知らせることにほとんどの労力を使っているけど、自分が何なのか知らないままやっている。
今の情報量は人間の生物機能を越えている。新幹線で250キロの速度で人間が空間を移動しなければならないのは変なこと。生物機能をもっと重視したあり方を。
江戸へようこそ
江戸時代に自分探しをした人はいないんでしょうね。自分というのがどういう人かは生まれた時から決まっているし、一目でそれはわかるから。身分制度がなくなったのはよい側面もあったけど弊害もあったんだな…と考えさせられました。
わたしはマララ
遅ればせながら読んでみました。
「パキスタンってこういう国」というイメージがなかったのですが、国の歴史から生い立ちから詳しく紹介してあり、イメージがわいてきました。日本生まれ日本育ちの私には「新しい国にいる」という状態が想像つかないです。ずーっと昔から日本らしきものはあったし、平和な状態に至るまでの争いについて実感をもって知ることはできない。伝聞だけ。
日本は単一民族だから身近に比べるものがなくてアイデンティティの確立に苦慮しているのかも…とも思いました。
コーランに「人を殺してはならない」と書いてあるという事実!テロリストはコーランを遵守しているような顔して無視してるとな!そして女子生徒が女性を迫害するテロをしていたとは…日本の戦時教育もそうですけど、教育はなんて恐ろしい。思想以外でも「教育は大事」というのはわかっていましたが、具体的に文字も数字も読めないというのはこういうことだと初めて思い至りました。飛行機で自分の座席が見つけられない。標識も読めない。一人では行きたい場所にも行けない。買い物も言われるままお金を出すから間違えても騙されても気づかない。教育を受けられないと圧倒的弱者になるっていうこと!
マララさんは「撃たれて助かった」から有名になったんだと思ってましたが、その前に父親と一緒に色々活動していたからそもそも撃たれたのですね。恥ずかしながら知らんかった…
スウィート・モロッコ
海外旅行に行けない日々ですが、行こうと思って行けずじまいになっているモロッコ熱が再燃して読みました。はあ~モロッコ行きたい。
都市ごとに写真とイラストで紹介されています。主観的だから楽しくてイメージが膨らみます。ちゃんとした地図はついていないので、実際に使うガイドブックというより色々と想像してワクワク楽しむ感じかな。好き…(*´▽`*)
現地での買い物の仕方、服のオーダーの仕方、のほか参考文献紹介もあって実用的なニーズも満たしてくれます。
日々、きものに割烹着
日々、きものに割烹着って素敵なありかた!タイトルに惹かれて。表紙の姉妹が著者なんだと思っていましたが、「著者が憧れている人たち」の写真でした…。笑
「銘仙はユニクロ」など、私の考え方と違う部分もありましたけど二章の人物紹介は好きでした。着物の着方と人となりが紹介されているのです。
きものは着るんじゃない、まとうもの。上からかぶせるのでなく横から上げるように身体にまとわせる。
日々、きものに割烹着
幸田文も似たようなことを書いていましたね。「和服は上前下前をかきあわせて着る=自分を大事にしていとおしむ形」だって。 参考記事→読んだ本いろいろ(~30冊)



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