今回は2人目の出産直前に読んだ本が中心です。リピート読書したのがほとんどかも。つまりは妊娠中にオススメ!
トコちゃんヨガ体操
かの有名なトコちゃんベルト関連の書籍です。妊娠中~産後まで腰痛、恥骨痛があったのでトコちゃんベルトには大変助けられました。この本は1人目出産の時によかったので今回も読みました。
前回は体操のみに注目して拾い読みだったのか、読み直すと案外理論が多いんだなという印象です。出産にあたってはガスケさんの本↓も大変参考になり助かったのですが、違う部分が結構あるな…。
ガスケさんの本の内容について詳しくはこちら→出産を予習!産後まで苦しまない分娩方法を学ぶ
ちなみにフランス人のガスケさんは3人出産した後に医師免許をとって出産や骨盤まわりのケア(ペリネケア)の研究者になった人で、トコちゃんは日本の助産師さん。着目する部分が違うのも納得ですが、どちらの観点も大切だと思います。実践にあたっては自分が正しいと思うものを選択するしかないでしょうが、個人的にはガスケさんの理論の方が科学的な信頼性は高いように感じます。
例えば…ガスケメソッドは「子宮は普通この方向に屈曲している」トコちゃんは「子宮は丸いのが望ましい、そうでないと元気な子にならない」という感じで違います。トコちゃんの方が過激かも(*´▽`*)ガスケさんは現状を受け入れその場で一番よい選択をして安産にという考え方。トコちゃんは産前にできる限り体操して安産にという考え方。やっぱり日本人は根性論が根底にある気がするなあ…日本人の根性論についてはこちらでも語っています→「眠い」が原因のギャン泣きを解消するには
| ガスケ・メソッド | トコちゃんメソッド | |
| 子宮の形 | 普通は屈曲している | 丸くないと赤ちゃんが元気にならない |
| 安産のために | 現状を受け入れつつ一番よい選択をする | 産前に体操する |
| 筋肉と切迫流産・切迫早産の関係 | 腹筋など筋肉質だと切迫になりやすい | 骨盤まわりの筋肉が弱く子宮が丸くないと切迫になりやすい |
| ケアをする理由 | 主に苦しまず出産するため、母体の回復のため | 主に赤ちゃんがよい状態で産まれるため |
共通している部分もあります。「呼吸が大事」ということですね。「分娩はママでなく赤ちゃんが主役で頑張るもの」「ママは深い呼吸で酸素を届け、リラックスすることで通りやすい産道を作ってあげる」というのは私も心掛けました。
トコちゃんは精神論も多めで、一読してから分娩に臨むのはよいと思います。日本の出産~産後すぐのことは網羅されているんじゃないかな。
- バースプランの例
- 陣痛の合間の過ごし方(四コマ漫画でリラックス、とか)
- 産む時の姿勢と開く関節の関連
- 母乳トラブルの対処法(肩甲骨の動きをよくするべし)
- ゆるんだ骨盤が戻ったかのチェック方法
リラキシンの影響が消えるまで産後6週間くらいだそうで、それでも私は骨盤が戻ったのは産後半年くらいでした。2人目の方が身体が戻りにくかったです。
「産後まったく別の職業を始めた方が何人もいる」「お産で生まれるのは赤ちゃんだけでなく、出産をしたママもまた新しく生まれ変わる」というのが本当に超わっかる!!!それまで不動産とかチラリとも考えたことなかったもん!
痛みが少なく赤ちゃんにもママにも優しいソフロロジー出産
表紙の女性が著者かと思ったら、著者は産科のおじいさん先生でした。笑 「ソフロロジー式分娩法」は、イメトレや呼吸法で分娩をポジティブにとらえて陣痛を緩和するようなイメージです。学術的な定義はまた別かもしれませんが、とにかくラマーズ法でなくソフロロジーで臨んだ1人目の出産は全く苦しくなく陣痛も痛みと感じなかったのです。2人目でももちろんやろう!と思い出すために読んだ本。公式サイトはこちら→日本ソフロロジー法研究会 (sophrology.jp)
「ソフロロジーは無痛分娩よりストレスが少ない」というのはわかる気がします。無痛分娩は痛みをとるけど不安はとれない。無痛分娩と決めた瞬間に「無痛だから大丈夫♪」とお産に主体的に関わることをやめて思考停止する人が多いんじゃないかと想像。
分娩の時
「陣痛は長くて50秒」って知らなかった…忘れてた!
分娩の時の姿勢はこの本だと仰向け一択です。それが残念。ソフロロジーとガスケメソッドが合わさった本が欲しいわ…まあ妊娠出産ってまだ解明されてない神秘的な部分が多いからいろんな説があるんだろうと思います。自分が信じたいものを持っていることが大事なのかな。
「娩出時もいきまない」まだまだと思ってたら「全開大だからいきんでください」と言われて戸惑ったもんな…あそこで無理にいきまなかったら恥骨結合離開しないで済んだかもしれない。しようと思わなくても「やむを得ずいきんじゃう」って方がダメージ少ないしよかったんだなあ…そこは前回の反省点です。助産師も知識にばらつきがあるから自分でしっかり予習して確固たる考えをもって臨むとよいですね。
落ち着いて、痛がりすぎず(本当にそんな痛くない)、赤ちゃんを気遣いながら分娩できてよかったというのが生んでみての実感です。陣痛の合間に赤ちゃんに「上手だよ」と声をかけながら乗り越えたのですが、最初は声かけるとか発想すらなかったからソフロロジーを知って本当によかったと思う。
たまごクラブとか妊婦向け雑誌では「死ぬほど苦しい」「痛すぎて叫んだ」「パパに当たりちらした」とか、実際そうなんだろうけどちょっと面白おかしく辛さを演出している部分が取り上げられがちで全部のお産が辛いものみたいに見えますよね。ツライ方が立派!みたいな風潮もあるだろうけど…あくまで赤ちゃんが主役でママは呼吸で応援するだけって考え方は本当にみんなに知ってほしい!赤ちゃんが一番頑張っているんだもの。ママが叫んだりしてたら赤ちゃんも集中できないよね。笑
2人目のお産で実践しようと思ったこと
- 深い呼吸で酸素をしっかり届ける
- いろんな姿勢をとって赤ちゃんが進みやすい産道を探る(=うんこ出しやすい姿勢)
- 何を言われても自分の欲求が出てくるまでいきまない
→実際これらはできました。姿勢は横向きに寝ながら、いきみ感がなかなか強くならなかったので無理にいきまず。そしたらへその緒が首に絡んでいて「首がしまらないように自分でゆっくり出てきたんだね」と助産師さん。無理に出さなくてよかったー!!と予習をした自分に感謝しました。
エクササイズ、DVD
妊娠直後から「今の時期はこれができるよ」と示してあるので、最初から買っておけば色々な妊婦雑誌やエクササイズの本はいらないかも。フルカラーで見やすいし字もそんなに多くないです。DVDつき。
ガスケさんの本を読んだ後だとエクササイズの姿勢とかは「本当に?」と思う部分もあるけど、テルプノスロゴス(イメトレ用の詩みたいなやつ)を読むだけでもよいと思う。私も出産前1回くらいしか読んでないけど、そういうものなんだってわかってるだけで全然違います。
DVDはちょっとクリニックの宣伝というか(豪華!)クリニックの母親学級でみる感じのやつです。エクササイズの声かけも、実演しているモデルさんもあまり上手じゃないように感じました。催眠をかけるような声を出すヨガの先生のようにはいかないか…エクササイズの内容は緊張と弛緩のイメトレですかね。毎日これを見ながらやろうとは思わないけど、本は産前に一読の価値ありですよ。
世界で一番幸せなお産をしよう! あなたのお産を楽しく変える魔法のことば50
ソフロロジーとか禅とか胎内記憶とか…これは産前に読むと楽になります。お産を楽しんでいいんだよと言ってもらっているみたい。出産に臨む気持ちが軽くなるフレーズがたくさん載っているので、出産近くなった人にプレゼントするのもよいかも。入院中の人とかね。装丁もかわいくて明るい気持ちになります。
- 赤ちゃんは世界中を見渡し「このお父さんお母さんが一番」と思ってやってくる
- 否定から入らない
- できるかでなく、する
- 陣痛も、ちゃんと真っ直ぐに見ていたらしっかり味わって通り抜けることができる。向き合う方が楽
こういう前向きなメッセージが満載です。
わたしがあなたを選びました
産婦人科医が書いた詩ですね。私はあんまりしっくりこなかったですが、ソフロロジーとか知らない人なら何か感じるかもしれません。
ちいさいぜ ちょこやまくん
分類としてはコミックエッセイなのかな?表紙に惹かれて読んでみたら、器の小さい男あるあるの本でした。「ちょこやま」は、おちょこの如く器が小さいことを表現しているらしい。
私はあんまり面白くなかった…というか、何も心が動かなかった。男の人が読んだ方が面白いのかな?男に傷つけられてザマミロと思いたい女の人向け??
大丈夫やで ~ばあちゃん助産師(せんせい)のお産と育児のはなし~
この本の読了前に産まれました!笑 大正生まれ87歳、現役助産師が書いた本です。感銘を受けるって感じではなかったけど、同意ポイントはいくつか。「お母さんが産む手伝い」でなく「赤ちゃんが生まれるのを助ける」気持ちでやっているとか、「赤ちゃんが泣いても独り言みたいな声のときはそっとしておく」とか。わかる!
乳が詰まりやすいなら漢方(ゴボウシ)のお茶がよいとか、生まれたてでも風呂上がりにうつぶせにするとよいとか、へえ~と思う部分もありました。夫婦仲や子育てに関する精神的なアドバイスもあります。
子どもはどんなにあやしてもらってもそれだけでは幸せになれない。自分は役に立っているという喜びが幸せをつくる。年齢に見合ったその子の仕事を与える。
大丈夫やで ~ばあちゃん助産師(せんせい)のお産と育児のはなし~
まず、ママが幸せに 産んで育てて、ニッポン・イギリス・フランス
3人の子供を日本、イギリス、フランスでそれぞれ産んで育てたという得難い経験をした女性のエッセイです。これ読んだの2回目?3回目?だけど何度読んでも面白いわあ…第一章の日本での子育てツライ感だけでも全国民に読んでほしいです(*´▽`*)
夫婦と子供を別部屋にするのは私も強くオススメしますが、生後4ヶ月の赤ちゃんを置いて1ヶ月間の旅行に行く夫婦もたくさんいるというフランス人には驚きます。旅行に行くかはともかく「家族の核はあくまで夫婦であり子供が中心になってはならない」という考え方は見習いたいところ。
私たちは子どもが「大人になりたい」と思えるような子どもの未来を歩き示していく責任がある、というのは本当にそうですよね。日本の子育ては苦行状態がデフォルトだもの。こんなんじゃ少子化は止まらないよね!政府のお偉いさんも、読んで!!
21世紀のポジティブ出産法 ソフロロジーのすすめ
装丁から昭和感が出ていますが2002年の本です。1人目の時に読んだソフロロジーの本が里帰り先の図書館で見つからず、同じ著者のものを借りました。前読んだ本はもっと方法論に終始していた気がするので、ラマーズ法からの変遷とかソフロロジーを知った経緯も含めて読めてよかったかも。
ヒッヒッフーで有名なラマーズ法との比較が面白いです。「それしか知らないから出産の仕方を受動的に選ぶ」って問題ですね。確かに当初はラマーズ法以外に何かあるの?って感じだったもの。小規模な産院ならバースプランをじっくり聞いてくれると思うけど、ラマーズ法しか知らないって人も多いと思うし予習なく丸裸で出産に臨む人も多いですよね。体勢とか呼吸の仕方だけでも動画やらで学ぶの大事。
一人目分娩の間欠期(陣痛の合間)に眠かったんですけど、それって私すごい上手だったんだな…その時つきあってくれた若い助産師さんも理解があって「寝ていいよ」とか「そういうものだから大丈夫」と言ってくれたのです。
今わりと立会い出産ってポピュラーになっていますけど、夫の立会いは「共同作業」でラマーズ法的なものらしいですね。ソフロロジーでは立会いは「パパはやることないけど役にたたないことを実感させて育児では役にたつように自覚を促す」らしいです。て、手厳しい!笑
陣痛が何日も続いて苦しくてわけわからんうちに第一子を出産した友人が「ちゃんと産んであげられなかった」と苦しんでいたらしく、「第二子の時はソフロロジーで落ちついて産めたから、母として自信がついた」と話していました。そんなふうに悩むママもいるのは知らなかった。私は分娩時間が3時間台と短かったのですけど、陣痛が始まっていたのに陣痛と思わなかっただけなのかもなと思いました。分娩=苦しいというイメージがないから。
ラマーズ法は鎮痛が目的で、ソフロロジーは母性の醸成と確立が基本理念。書かれた年代もあり、ちょっと女性について偏見もあるかなとは思うけど全体的には同意する内容でした。




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