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将来の夢は「何になりたい?」でなく「何をしたい?」と聞こう

将来の夢を聞く時、こう聞いていませんか

「あなたは将来、何になりたい?」と、よく聞きますよね。子供に対して、悪意なく。

これが子供の思考停止につながると個人的に考えているので、解説します。

「特定の職業」になりさえすれば幸せになれるという幻想

「●●になる」ということを達成しさえすれば幸せになれると思い込んでいる大人が多いです。これは医者でも弁護士でも、YouTuberあるいはお金持ちとかでもいいですけど。

何になるかは重要ではないと思います。●●になって、何を為すかが重要なのです。もっと言えば、特定の職業につかなくてもできることもたくさんあります。

夢みた頃の気持ちとは?

何を隠そう、私自身「●●になりたい」と語っていて当初の気持ちを見失ってしまったクチです。小さい頃から小学校の半ばくらいまで夢を聞かれると「時計屋さんになりたい」と言っていました。でもある時「なんで?」と聞かれて「え、そういえばなんで時計屋さんになりたいんだっけ…?」とわからなくなってしまいました。

まあおそらく最初は「腕時計が好き。時計に囲まれていたい」くらいの気持ちだったと察しますが、当時はずっと言っていた夢に理由がないことにショックを受けました。もう何も考えないでも出てくるような定型文になっていたんですよね。「トケイヤサンニナリタイ」って。これ、小学生のうちにわかってよかったです。大人になって借金を背負って開店したのちに「あれ…?」となっていたらちょっと笑えません。

例えば「パティシエになりたい」という夢があったとします。それは、例えば「初めて作ったお菓子をママがおいしいと言ってくれたから、嬉しくて」「こんなふうにお菓子でみんなを喜ばせたいな」という出発点だったのです。その夢を叶えるためにはパティシエになるのではなく、「趣味でお菓子を作る人」になってもいいはずです。パティシエとして店を出して、やりたくもない仕入れ先への値切り交渉やバイトのシフト調整に頭を悩ませる必要はなかったかもしれません。開業支援融資を受けてお店を出したはいいものの、喜ばせるための人(お客さん)がやってこないという事態に傷つく必要はなかったかもしれません。それよりは生活の糧を別に得ながら、家族に手作りスイーツをふるまうご機嫌な大人になった方が満足できたかもしれません。

単純に好きなことを職業にする必要はない

とある技術を極めて、それを職業にしたいと思っていた時期が私もありました(時計屋ではない)。しかし学業の成績がよかったために、親は私を進学させようと「一握りの人しか無理、それはお前じゃない」「才能がないんだからやめておきなさい」等の言葉を浴びせました。発表の場があるたびに「プロになるほどじゃない」と心を折るためのナイフを差し向けてきました。紆余曲折あり、現在は会社員をしながら兼業でその仕事をしています。親にはいちいち言いませんが。

結果的にこういうやり方で夢を叶えているために適切な時期に家庭をもち子供をもち、会社を立ち上げて別の夢を追いかける気持ちにもなれたと思っています。その仕事との関わり方には現状で満足。会社員の収入があるからこそ新しい道にも進めます。こういうかかわり方で好きなことを続けるということを、若い人に勧めたいのです。夢の叶え方は一つではありません。

ちょっと余談

親に言われなくてもおそらくこういう形に落ち着いただろうと、今となっては思います。しかし夢を諦めさせようとした親への不信感というのはどこかにしこりが残っているように思います。私を大切に思うからこそ新しい挑戦はきっと応援してくれないので、起業したことは話していません

どう考えても適性のない道に進もうとしている子供に対して、周りがそれとなく「それって、こういうやり方でも叶うんじゃない?」と光を照らすこともアリなんじゃないかと思いますが、伝え方ってすごく大事。親に言われたこと、子供は一生覚えています。私も完璧な親にはなれないけど、「何かを目指す心を折ること」を目的とした言葉は言わないように気を付けています。

夢を訊ねる大人の責任

夢を訊ねる大人にも一定の責任が生まれると思います。無責任に「何になりたいの?」と聞くだけではなく、「●●になって何をしたいの?」「それはどうして?」と深く聞いてみましょう。本人も気づかなかった動機(モチベーション)に気づき考えるきっかけが作れると思います。「▲▲になってもそれは叶えられるかもね」というヒントを与えることもできます。

「●●になりたい」という定型文が少しずつ変わって「●●をして、■■にこんな影響を与えたい」など、子供の語る夢が具体的になっていったら素敵じゃないですか?

もちろん大人が今から夢みたっていいです。●●になった今のあなたがやりたかったことって、意外と一歩踏み出すだけで始められるものです。みんな、もっと夢みよう(*´▽`*)!

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