世田谷パブリックシアターで上演された「リビングルーム」。久しぶりのインバルピントは素敵でした。
インバル・ピントとは
インバル・ピントは知る人ぞ知るって感じなのかな?イスラエルの振付家、美術・衣裳デザイナーの名前です。私は2013年にインバル・ピント&アブシャロム・ポラックダンスカンパニーの「100万回生きたねこ」を観たのが最初の出会い。森山未來さんと満島ひかりさんが紡ぎ出す美しい物語に大感動!舞台鑑賞であんなに泣いたのは後にも先にもこれだけです。泣きすぎてしばらく立てなかったもの!
その魅力はダンスだけでなく舞台美術や演出など舞台にかかわるものすべて!「100万回生きたねこ」では言葉を使った演出が一番印象に残っています。二人が夫婦になって、子供が生まれて、一緒に生きて…という歩みが、しりとりをしながらのダンスで表現されていました。単語のしりとりなのに、二人の物語がちゃんとわかるんですよね(しりとりは日本語でしたが、インバルさんたちはイスラエルの人。なので創作はダンサーとのセッションでできたものだと思います)。その後、森山未來さんがダンス留学したのもインバル・ピント&アブシャロム・ポラックダンスカンパニーでした。
感じたこと
女性と男性、2人のダンサーが出てくる作品ですが前半は女性ダンサー(モラン・ミュラーさん)のソロ。個人的には前半は結構退屈だったけど、ダンサーが素晴らしいので観ていられます。音楽は明るいけど表情は暗いような無なような…どういう感情かわからない感じ。でも音楽との取り合わせだったり、日常的な動きから派生する振付だったり、オシャレだな~と思いながら観ていました。
黒い靴が出てきたあたりから面白くなってきました。混乱しているような、モノに振り回されているような…踊らなそうなローカルな音楽でばりばり踊ってるのが好き。どこというわけではないけど、女性振付家ならではの演出だわ!と感じた部分も多いです。
チェストから男性ダンサー(イタマール・セルッシさん)が出てきてからが最高でした。こんなデュオみたことない!体の動きもすごいし、精神的にも色々なものを受け取りました。「何十年も連れ添った夫婦ってこんな感じかな」と思う瞬間がありました。無視しているような、喧嘩しているような、愛しあっているような。
彼女に外の世界で何があったかわからないけど、この部屋で自分に戻って、また外に出たら彼女らしく生きられたらいいなと思いました。
しかしイスラエルのダンサーの身体能力とんでもない!バットシェバ舞踊団(イスラエル)が発祥だったか、GAGAというテクニックがカギを握っているのだろうか…
ポストトーク
なんと公演後に振付家や出演者によるポストトークがありました。公演前から質問も受け付けていたのですが、ネットワークエラーで投稿できず…紙でも受け付けてほしかった&もっと大々的に知らせてくれたらいいですよね。知らないで帰ってしまった人もいそう。

その中で「壁紙が命を与えられたら」「パラレルワールドと現実のリビングルームが混在するのを表現したかった」というような話があったので、上記のことを考えた後で聞くと私の鑑賞はなかなか的はずれだったな…と(*´▽`*)笑
でも何を受け取るかは各人に任されているのがこういう芸術だと思っているので、感じたことはそのまま残しておきます。最後のシーンではモランさんが壁紙をめくって中に入り、壁紙の中に映写されて…というふうに終わったのですが、本当に「壁紙に入ってしまう」というシュールな設定だったってことなのかな?そんなようなことも話されていました。
イタマールさんのひょうきんなキャラクターが大好きになってしまいました。なんと踊りから離れて20年くらい経っていたところにオファーがあったそう。それまでプールの監視員をしていたんだって!
周辺情報(カフェコロラド)
三軒茶屋なのでカフェやらレストランには事欠かないですが、前回世田谷パブリックシアターに来たときにはお寿司だったので、洋食ちっくなものをいただきたく。純喫茶のような雰囲気のあるカフェコロラドに入ってみました。
…と思ったら、ドトールの系列でした!外からはわからないけど入ってみたらドトールの豆とか売っていてビックリ。
あまり時間がなかったのでサバサンド(税込830円)とトマトスープ(同130円)で。サッと食べてから劇場入りしました。ランチだと100円引きらしい。
サバサンドのパンが12枚切りかな?サバペーストゾーンと野菜ゾーンの間にもパンが挟まっているので3枚使っているのか。4枚切り相当の量と考えるとなかなかボリューミーですね!冷めているもののサクサクでおいしいトーストです。味付けもちょうどよく野菜とのバランスもよいです。
トマトスープは煮詰まってしまったのが結構しょっぱい!おいしいけど!


おしぼりがかわいいですね。飲食店もアクリル板などなくなってきていますねえ。




コメント