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カビだらけの単衣着物/お召と明石ちぢみを自分で洗ってみた→キレイになるけど劇的に縮む

前回は惨敗した着物(正絹)の手洗い、今度は単衣を2枚洗ってみたレポートです。こりない人!

前回は銘仙でしたが、今回洗ったのは夏物の着物です。祖母の箪笥から発掘してきたもので、畳紙には「夏物 お召とアカシ」と書いてありました。「お召」は聞いたことあるけど、アカシってのはよく知らない…調べてみたら明石ちぢみってやつじゃないかしら?どっちがどっちかわからない(*´▽`*)けど、どちらも正絹のようです。

紺色の方は結構固めでシボがあり、着ると涼しそう。紫の方は透け感があってすごく軽やか。結論からいうと、紺色の方はめっちゃくちゃ縮みました。明石ちぢみは「濡れると縮む点を克服」したらしいからあまり縮まなかった紫の方が明石ちぢみなのかな?

結論:カビは完璧に落ちる!しかしシボがある着物は超ちぢむ!!

洗う前はカビだらけ

洗う前はこんな感じでした。か、かわいそう…紫の方はもっと(写真撮る気にならないくらい)ひどかったです。

数十年しまいっぱなしだったのですが、それでもちゃんとした桐箪笥にしまってあったので、もとはキレイだったのですよ。しかし私が実家の桐箪笥を物色してから「時間ないからコレ戻しておいて!」と母に頼んでおいたらこんなことに。箪笥に戻さず、畳紙ごとビニール袋に突っ込んでジメジメの押し入れに入れておいたらしいです…そりゃカビはえるわ…。

着物に興味ない人に後始末を頼んだらイカンですね。桐箪笥はスゴイってことも強調しておきます。私は洋風インテリアにも合うものを自分で買いました。

中性洗剤で洗う

使ったのはアクロン。

洗剤の説明をちゃんと読むということを最近学びました。15分つけこむ→かるく脱水→1分×2回つけこむ、というやり方のようです。その下に「シルクは洗うな」「和服は洗うな」「縮むぞ」とありますが、そこは無視します。どっちにしろカビだらけのままだと着られないので、縮んでも仕方ない(自己責任)。

とはいえ15分も漬け込んでおくとすんごく縮みそうなので、3分くらいで全体に洗剤が行きわたったらもう脱水。洗濯機での脱水はさすがに怖いので、やさしく手で絞ります。すすぎのため1分つけこみ×3回したらまた絞ります。

押して水に沈めたらなんかピンク色が出てきた。この細い縞の赤色からこんなに色落ちしてるってこと…?

着物水洗い(色落ち)
水がピンク色に見えますよね

洗った着物を干す

洗った着物を干す時のポイントなんですが、ビショビショのまま干すとまあまあシワにならずに済みます。ベランダがプールになるくらいの状態。重みで縦に伸びるので干すときに横によく伸ばすだけでOK…と個人的には思っています。

でも着物ハンガーを使わないとダメ!洋服用のハンガーだと肩が伸びちゃいます。私はハンガーと突っ張り棒で手作りしていますが、衿がちょっとシワになります(悪い例)。

完成!カビはスッキリとれたけど…

サッと水を通しただけなのに、全体的に散っていた白カビはすっきりキレイに落ちました!

どれくらい縮んだか

シボがある紺色の方は裄65.5→59.5、身丈150→143に。めっっっちゃ縮んだじゃん…身丈143cmってどういうこと…笑 測っていなかったけど身幅もだいぶ狭くなっている気がします。裄の縮み方を見ればそりゃね…

紫の方が裄60→58.5、身丈145.5→145、こっちは袖丈も測った!60→58.5と、若干縮んだけど紺色の方と比べれば許容範囲ですね。

私は短めでもあまり気にしないので、対丈(おはしょりをとらない)でなんとか着られるかな?

カビ以外の汚れはとれた?

紫の方はカビ以外にも年季の入った赤みがかったシミ?があったのですが、それはとれなかったです。よく見ないとわからないし気にしないで着てもよさそうではあります。

色落ちはした?

それぞれメインの色は紺色と紫色なわけですが、赤っぽい色が出てきました。前も思ったけど、赤っぽい色は必ず落ちるのでしょうか…

例えば「白地に赤い模様」なんかだと、落ちた色が白地に定着してピンク色の着物になったりすると思いますが、今回はそんなに問題なかったかな。

シワになった?

まず紺色の方は若干シワになりましたが、許容範囲。かなりハリがある素材なので私は気にならないですが、衿の裏の柔らかい生地、干していた状態のまま固まってしまった裾のあたり、なんかがシワっぽくなりました。アイロンはとても苦手なのでかけませんでした(*´▽`*)

ちなみに紫の方は衿シワだけで裾にシワはよらず。

改善点として「早く取り込む」「すぐ畳む」というのはやったほうがよさそう。ビショビショで干して1時間もしたらかなりパリッと乾いていたのですが、衿だけ生乾きだったのでしばらく干しておいたのですよ。3時間くらい?すぐ取り込んでいたらシワは深く刻まれなかったかもと思います。

アイロンかけなくても、キレイに畳んで上に重いもの置いておくとかでもよさそう。あとこの衿は、ちゃんとした着物ハンガーだったらもう少しキレイになったかもしれません。洋風ハンガーの名残が衿に残っちゃってますね。

素材による(同じ正絹でも)

当然ながら「綿は洗える」「ウールは洗える」というのはあります。しかし今回わかったのは「正絹(シルク)」の中でも自宅手洗いに向き不向きがあるということ。この2枚でいうと、紫の方が向いていたと思います。

  • シボがない
  • 単衣(裏地がついていない)
  • 固めの生地

という条件がそろっていたら縮み方も小さくすぐに乾いたので、手洗い向きかもなと思いました。ダメそうなものは業者に頼むしかないですが、今後も色々試していきます(*´▽`*)

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