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出産前の全ての女性に読んで欲しい「ペリネケア」の本について語る

産前に読んだ本が本当に素晴らしかったのでご紹介します。

あまり有名な本ではないかもしれませんが、かなり助けられました。こっちの記事(【出産体験談】お産は怖くない!痛くない産み方を研究してみた結果)でも紹介しています。

ペリネ(会陰)とは?ケアが必要な理由

「ペリネ」というあまり聞きなれない言葉についてですが、「骨盤底筋群こつばんていきんぐんを含む会陰えいん全体、狭義には会陰部えいんぶ」のことを指します。身も蓋もない言い方をすれば、いわゆるオマタですね。出産時に酷使しますから、ケアが必要なのは当然ですが日本ではまだあまり情報がないです。

2020年7月出版と新しい本です。「ガスケアプローチ」とありますが、ガスケは人名です。フランス人のガスケさんが出産経験から医学の道に進み、ペリネケアの重要性を訴えるべく活動しているそうです。文章としてはちょっと学術的な書き方だから、読書に慣れていなかったりすると読むの大変という人もいるかも。イラストも満載なので興味があれば拾い読みだけでも十分に有益です。

出産で「一番」になる必要はない。でも受け身にならない

出産は「試験」ではないから一番を目指す必要はない。ただ投げ出したり受け身になったりしないこと。

いちばん大切なことはあなた自身の感覚を信じること。そしてあなたと胎児の快適さ。

最適な姿勢・呼吸&サポートがイラストでわかる! 出産準備パーソナルレッスン: ペリネケア・メソッド/骨盤底筋群を傷めない妊娠・分娩中のケア (女性の美と健康をささえるGasquetアプローチ)

本当にその通りだと思います。自分も含めてですが、現代日本の産院で分娩しようと思うと、受け身になりがちです。それをこえて前向きに出産に臨む助けになる本だと思います。

ラマーズ法の「ヒッヒッフー」は、実は根性論

出産というと「ヒッヒッフー」という呼吸や「ラマーズ法」という名称は有名かと思います。私も「赤ちゃんを産む=ヒッヒッフー」だと思っていました。笑 しかし!ラマーズ法って「精神性無痛分娩」と呼ぶらしいです。つまり、「痛くない!痛くない!」と思い込むことで傷みを和らげるという衝撃の精神論らしい!そりゃ無理がありますわ!笑

参考記事:無痛分娩に注意!「無痛だから全然痛くない」わけではない

なんと「エチオピアはおかしな話で産婦を笑わせて緊張をほぐす」らしい。そういう柔らかい話があるかと思えば医学的な話も満載。胎児が背伸びをした時にお腹の右側が痛いと思ってたけど、それの理由なんかも。納得!

運動の習慣がある女性は出産に不利!?

1人目の出産の時は「私はずっと運動してきたし身体も強いし、出産だって大丈夫なはず!」と考えていました。しかし切迫流産に始まり切迫早産で安静入院、産後は恥骨結合離開とトラブルだらけでした。スポーツしている女性は体力に自信があるので大丈夫♪と考えがちですが、出産時は筋肉が強いことが不利に働くらしいです。

妊娠したら一旦スポーツをお休みすることを考えてもいいのかも。私は妊娠がわかったらすぐやめましたけど、そんなにすぐ筋肉って落ちないから難しいところ。もしかして「このままじゃ安全に出ていけないよ~」と赤ちゃんがママの筋肉を柔らかくするために子宮頚管を短くしたのかな(寝たきり安静になるように)…!?

アスリート級のスポーツを実践する女性はお産が進まず帝王切開になる例が多い。

女性の身体は妊娠に適応するために変形する。妊娠しているのに腹筋群があまりに硬いと子宮収縮が頻発する。子宮口が開かない。

スポーツの習慣がある方がペリネの硬直化や尿失禁を引き起こす。

シムス位はどちらが下でもいい

あとは妊婦におなじみのシムス位についても知らなかったことが。シムス位とはこれです。

左を下にするシムス
下の手は後ろに置いた方がラクでした

「仰臥位低血圧症候群」になるから左側を下にして寝ましょう!と、まことしやかに言われています。が、実際には左右どちらを向いて寝ても大静脈は同じように解放されるそうです。

妊婦が普通に呼吸ができていれば大静脈は解放されているし、胎児にも酸素が供給されている。

胎児の姿勢により、左が下が楽なのか右が下が楽なのか違う。どちらにしろ反り腰にならない正しい姿勢をとることが重要。シムスでも膝をしっかり引き寄せること。

妊婦のためのエクササイズ&分娩時のラクな姿勢

産前にパパと一緒にできるエクササイズもたくさん載っています。「父親が胎児を傷つけることを恐れて妊婦に触れようとしない」というのはすごくわかる!

出産時にパパに手伝ってもらう姿勢も満載です。立ち会い出産ができればやりたかったけど、今回は産院のコロナ対策のためできず。入院前に楽な姿勢を探る手伝いだけしてもらいました。

思っていたよりずっと出産って自由なんだなと思いました。しゃがんで産むとか、ぶら下がって産むとか。江戸時代?の、綱に掴まって産むのは「力を入れるため」「苦しんでいる」という印象だったけど、ラクだからぶら下がっていたんだな~と目からウロコでした。時代劇とかドラマで刷り込まれていたんですね。まあ確かにあの縄だけ見れば苦しそうって思うよね。笑

出産時の体勢や呼吸

婦人科体位でも骨盤出口が腰より高くなるように。足置きは高く、骨盤が軽くぶら下がるように。大腿と背骨の角度を90度以内に、左右の膝を近づけ足は大きく開く。

産む時の婦人科体位(仰向けで膝を広げる)のせいで1人目の時に恥骨離開したんだわ!きっと!と思いました。それがわかっただけでも読んでよかったと思います。

持っていけるならYogiboがあるとよさそうです。細長いのとか小さなやつなら持っていけるもんね。

【参考記事】妊婦にオススメのクッションは一択!仰向け寝もうつ伏せ寝もできるYogibo(ヨギボー)とは?使い方と選び方

横向きから反対に向きを変える時に、「仰向け」でなく「四つん這い」になってから向きを変える方がよい。

呼吸についてもアドバイスがあります。

腹式呼吸のときに意識的にお腹を膨らませるべきではない。

大切なのは最初に上に向かって息を吐き、吸う時は自然な空気の流入に身を委ねること。

分娩時の姿勢の正解は?

「こういう時はこういう姿勢」と示してくれたらラクですが、どんな体勢で産むのが一番よいというのは明言されていません。人によって違うから。ただ、たくさんの提案があります。一番ヒントになったのは「排便しやすい姿勢=分娩しやすい姿勢ということ。

全臓器を下降させるようなやり方はダメ。

子宮ごと胎児を排出するのでなく型から抜くように胎児だけを娩出する。

この本を読んでいると「ぶら下がる」のが一番よいのかなと思ったのですが、私が生んだ産院にはぶら下がるための設備(縄をかけるポールなど)がなかったし初対面の助産師さんに「ぶら下がりたいからあなたに掴まらせてくれ!」とも言えなかったので笑、腰痛もあって横向きに寝転んで産みました。できるだけ開脚するのが正しいと思われていますが、それは医師や助産師側の都合で、本当は「両足は平行」「尻尾(尾てい骨)を上げる姿勢」が生みやすいそう。私の時は助産師さんが足を上げるようにサポートしてくれたのですが、やめてほしかったです。笑

最低限の知識をつけて、自分の感覚を信じて動きたいように動いてみる。自分のラクな姿勢(=赤ちゃんが出てきやすい姿勢)を探ることが大切ですね。主体的に分娩に臨みたい方は必見の本!マタニティヨガに取り組んでいる方もまた違った目線で自分の身体を知れると思います。

電子書籍は出ていないみたいですが、陣痛の時なんかはおそらく紙の媒体の方がめくりやすくてよいかと思うのでお守り代わりにもどうぞ。

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