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「雨ニモマケズ」を観てきました

初めて行ってきましたセルリアンタワー能楽堂森山開次さんが踊ると聞いたらもう行くしかありません。伝統と創造シリーズvol.13創作舞『雨ニモマケズ』というタイトルです。

能楽堂という日本の伝統的な様式を持つ空間を、コンテンポラリーダンスの振付家がどのように解釈し、扱っていくかを問う企画。2008年より継続して制作している。

伝統と創造シリーズvol.13 創作舞『雨ニモマケズ』 | セルリアンタワー能楽堂 (ceruleantower-noh.com)

このシリーズは2013年には小野寺修二さんも参加されたそう!

セルリアンタワー能楽堂

まじで入り口わからん!ので注意してください!笑 東急ホテルに入って地下二階に降りるのですが、遠い道のり。まあ非日常にいざなわれる感じがするのでそれもまた味わい深いかな。

セルリアンタワー能楽堂
セルリアンタワー能楽堂

これが地下にあるのが不思議ですよね。舞台の床はリノリウムになっていました。もうちょっと馴染む色はないのだろうか。私は室内にある能楽堂しか行ったことがないのですが、屋根が窮屈そうに感じませんか?屋外でかがり火を焚いて上演するという薪能もいつか観てみたいものです。

能楽堂はコンパクトで客席も少なく、ほぼ満席でした。コラボものは能のファンもコンテンポラリーダンスのファンも音楽のファンも来るので間口が広がってよいですよね。大舞台での鑑賞に慣れた人たちは「こんな近くなんだ!」と喜んでいた様子です。

私はC席(座敷)3,500円というチケットで鑑賞。A席7,500円、B席6,000円という中で値段が値段なので相当見づらいのかな~と思っていたらVIP席のような小部屋から観る感じでした!上の写真はそこから撮ったもの。8席限定で、座敷といっても椅子がしっかり並んでいたのでまったく不満はないです。

「永訣の朝」の表現の強さ

前半は仮面や小道具に気を取られて踊りづらそうだな…という印象が強く、あまり惹き込まれずにいました。先入観なのかもしれませんが、能楽堂という場ではあまり速い動きは映えない気がしたりして。…のですが、「永訣の朝」が最高でした!「永訣の朝」は宮沢賢治の妹が亡くなった時の詩だそう。

特筆すべきは箏(生田流箏曲家 澤村祐司の部屋 (cocoronet.me))の演奏。途中まで気づかなかったけど奏者は視覚障害のある方でした。ダンサー二人が舞台の真ん中に箏を移動して、白杖のような竹の棒?で触ってポジションを把握し、台の脚を触って楽器の位置を把握し、弾き始めたら触って確認することもなしに奏で続けるのです。目が見えない人の演奏って、それだけでもう奇跡みたい。どれだけ稽古してあの域までいったのでしょうか。

澤村さんは踊りというか、杖で方向を導かれながら歩いたり腕を広げたりの動きもして。それが不器用な兄の実直な愛という宮沢賢治のイメージを喚起して、清らかな妹が亡くなる悲しみや愛おしさが痛いほど伝わってきます。

パラリンピック閉会式で脚光を浴びた、事故で左脚切断したダンサー大前光市さんとの共演も胸が熱いです。盲目の箏曲家と片脚切断したダンサーのコラボレーションはどうしたって涙を誘います。誤解してほしくないのは「障害があってかわいそうだから」じゃなくて表現が優れているということ。他の人にはできない強さがあると思う。澤村さんの動きは目の見える人がやっても意味が通らないし、あのメンバーだから作品がこういう形になったはず。障がい者が表現してるからって胸を打つと感じるのは差別なんでしょうか?

大前さんは脚の切断面を強く突きながら走ったり踊っていたので、痛そうに感じてこっちがビクッとしてしまいます…周りの人にもいました。以前より迷いなく脚を突いていたような。
脚を失ったら普通は踊ることを諦めて車椅子生活になる気がするけど、踊り続けてあんな身体でいる人ほかに知らないです。ダンサーは自分の身体の扱い方をよくわかっているけど、大人になってから身体が変わって、その身体をあそこまで把握して使えている人っていないんじゃないでしょうか。膝から下を失っても踊り続けて自分のスタイルを確立していく強さは胸を打ちます。

歌手以外の出演者も朗読というのか、宮沢賢治作品を台詞のように語ります。みんな声も素敵。ことに開次さんの「とてちて、賢治や」がよかった。

「わからんけどすごい人なんでしょ」という印象で観てしまいましたけど、能楽師の津村禮次郎さんはさすがの貫禄&茶目っ気がよい味です。

開次さんのダンスを観たい!という気持ちで脚を運んだのですが、これは「ダンス作品」でなく全ての演者の才能が融合した「雨ニモマケズ」という一つの作品です。

高級ラウンジも堪能

せっかくなので東急ホテル内でお茶でもしていきましょう!比較的入りやすいガーデンラウンジ 「坐忘」でケーキを食べました。

セルリアンタワーZABOUケーキセットDUO
セルリアンタワーZABOUケーキセットDUO

ほぼラストオーダーでケーキは売り切れもあったのですが、ケーキ1つとドリンクのセットが2,200円、ケーキ2つとドリンクのセットが2,700円。これはケーキ2つ食べるしかないでしょ!と「ケーキセットDUO」税込2,700円を思い切って頼んでみます。※単品ケーキは800~1,000円くらい

高級ラウンジなのに楽天ポイントが貯まる&使えるらしいです(会計後に知った)。

左のケーキは「プレミアムメロン」。第一印象はクリームの上質な滑らかさ。メロンは思ったほど甘くないですが果汁のリッチさがすごい!風味もさわやかで夏を感じます。写真だとわかりづらいですがかなり高さのあるケーキで、ナイフがあってもうまく食べられませーん(*´▽`*)

右は「エクレア(プラリネ)」。作ってからそこそこ時間がたっていそうなのに生地はちゃんとパリッとしています。ほのかにレモンが香るチョコクリームが美味!サクサクしたりナッツがポリッとしたり食感も色々で最高!段違いでこっちの方がうまい!と最初は思ったものの2口目からメロンが追い上げてきました。結論:どっちもうまい。

ロイヤルミルクティーはさすがにちゃんと煮出したものです。カップ三杯半分くらいありました。

ホテルのラウンジはよいなあ…帰りたくなくなってしまった平日の夜でした。

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