SOMPO美術館で開催中の【大正イマジュリィの世界】が最高オブ最高だったので感想など。
ルノワールとセザンヌも観たけれど
思い立って三菱一号館美術館で開催中のルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠を観るために出かけた私。もともと西洋絵画よりも日本画が好き。「有名な画家だから見ておくか~」くらいの気持ちで行ったので、そこまで感銘を受ける作品には出会えずだった。
最初は良さがわからなかったものの、じっくり見ているとルノワールの絵の、緑の明暗の美しさに気づく。

セザンヌは最後までよくわからんかった…が、でかいこと言ってるし(私はりんご一つで人々を驚かせたい、みたいな)評価もされてるからすばらしいんでしょうか…。あんまり心動かなかったのが残念。
が!三菱一号美術館で気になるチラシを入手して美術展ハシゴした結果「大正イマジュリィ」に出会えたので結果オーライと言えるでしょう!!



「大正イマジュリィ」とは何か

さてチラシのキービジュアルから私の好みドンピシャなことはわかったものの。私の大好きな大正時代!というのはわかったものの。…「イマジュリィ」とは何ぞや?以下公式サイトより。
現代日本の大衆文化の源流は、明治末期から昭和初期までの先端メディアであった印刷物の中に見出すことができます。なかでも印刷技術の革新が進んだ大正時代(1912-1926)は出版界が興隆し、西洋の芸術やアール・ヌーヴォー、アール・デコの様式と日本の伝統を融合させた独特な美意識のデザインやイラストレーションが生み出されました。
本展では、文学と美術、音楽などが混じりあう近代の書物と刷物を愛した山田俊幸氏の収集品から大正時代を中心とする約330点を選びご紹介します。大衆に忘れがたい記憶を残した儚く膨大なイメージ群―大正イマジュリィの世界を、藤島武二、杉浦非水、竹久夢二などの主要な作家たちと、時代を映すさまざまな意匠を切り口に掘り下げます。【大正イマジュリィとは】
【大正イマジュリィの世界】 | SOMPO美術館
イマジュリィとはフランス語で、ある時代やジャンルに特徴的なイメージ群のことです。1900-30年代の日本には西洋から新しい複製技術が次々に到来し、雑誌や絵葉書、ポスター、写真などに新鮮で魅力的なイメージがあふれました。当時の活気に注目した研究者はこれらの大衆的複製物を「大正イマジュリィ」と総称し、2004年に学会を結成しました。
大正時代の印刷物や本の装丁を中心としたデザインやイラストレーションのことを言うのかな。本来私は原画を見たい!印刷物に興味はない!という人だが、この企画展は断然別物であった!
デザインの大胆さ、色遣いの美しさに圧倒される

展示の中に原画はほとんどなく印刷物が主だが、それでも圧倒された。印刷の色の出方などは現代とくらべものにならないはずなのに…三越の広告物や少年少女の雑誌やハガキなどの美しさ!!こんなに美しいものに囲まれて育ったこどもたちが羨ましい!その感性を戦争でなく芸術や工芸に使っていたら日本はもっと豊かになったろうに…!と悔しささえ覚える。
令和の雑誌や週刊誌の表紙のうるささと比較するまでもなく、この美しさよ…。竹久夢二はもちろん知っていたが、今まで知らなかった画家にもたくさんすばらしい人たちが。「小林かいち」「高橋春佳」などは初めて見たが、夢二よりむしろ好きかもしれない…。
そしてこれを見て!

ふだんあまりミュージアムショップで買い物をしない私がですよ、ポストカードやら一筆箋にマステまで、これでもかというくらい購入してしまった。このセンス好きすぎる…。珍しいことに図録も購入!

展示物を網羅していないのが残念だが、有名でない画家の紹介文があるのが嬉しい。巻末に年表があるのも楽しい。
ルノワールセザンヌ展からしたらまったくストレスにならないくらいの混雑であり、展示を近くでじっくり見ることができてうっとり。
一般当日券は1500円。会期は2025年8月31日まで。デザインを学ぶ学生などにも行ってほしい展示であった。オススメ!!


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